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エアフローは、歯や歯茎に付着した汚れを、専用の機器で効率的に取り除くクリーニング方法です。
エアフローで特に効果的にきれいにできる部分を以下に詳しく説明します。
エアフローできれいになる部分
歯の表面
茶渋やコーヒー、紅茶、赤ワイン、タバコなどによる着色汚れ(ステイン)を除去します。
歯の表面がツルツルになり、本来の自然な白さを取り戻します。
歯と歯の間
歯ブラシやフロスでは取り切れない歯間の汚れや着色も、細かい粒子を吹き付けることで除去できます。
歯と歯の間が清潔になり、虫歯や歯周病の予防に効果的です。
歯と歯茎の境目(歯肉縁)
歯と歯茎の境目にたまったプラークやバイオフィルムを取り除きます。
歯肉炎や歯周病の予防に特に有効です。
歯周ポケットの浅い部分
特殊なノズルを使用することで、歯周ポケットの浅い部分のプラークや細菌を除去します。
歯茎の炎症を軽減し、健康な歯茎を維持します。
矯正装置の周囲
矯正器具(ブラケットやワイヤー)の周囲に付着した汚れを効果的に取り除きます。
通常のブラッシングでは届かない部分もきれいにできます。
インプラントや補綴物(詰め物・被せ物)の周囲
インプラントやクラウン、ブリッジなど人工物の周りに付着した汚れを優しく除去します。
インプラント周囲炎の予防にも効果的です。
<エアフローが特に効果を発揮する状況>
・着色が気になる場合
コーヒーやタバコによる着色が目立つ方におすすめです。
・口腔ケアが難しい場合
矯正治療中や、歯並びが複雑で磨き残しが多い場合に効果的です。
・歯周病予防をしたい場合
歯周ポケットや歯茎の境目に溜まった汚れを取り除くことで、炎症の予防に役立ちます。
・インプラントや補綴物の維持管理
インプラントや人工物の周囲を傷つけずに清掃できるため、これらの長期的な維持に効果があります。
<エアフローの清掃範囲の限界>
エアフローは歯の表面や浅い部分の汚れを除去するのが得意ですが、固くなった歯石は除去できません。
歯石がある場合は、スケーリング(歯石除去)が必要です。
歯周ポケットがとても深い場合は、麻酔を用いた外科的な治療が必要です。
まとめ
エアフローは、以下の部分をきれいにするのに最適です:
1.歯の表面
2.歯と歯の間
3.歯と歯茎の境目
4.矯正器具やインプラントの周囲
また、定期的にエアフローを取り入れることで、虫歯や歯周病を予防し、口腔内の美しさと健康を保つことができます。
自身の状態に合ったケアが必要かどうかは、歯科医や歯科衛生士に相談すると良いでしょう。