目次
スポーツマウスガードの選び方
スポーツマウスガード(マウスピース)は、口腔内のケガを防ぎ、噛み合わせの安定をサポートするために重要なアイテムです。
適切なものを選ぶことで、より安全かつ快適に使用できます。
1. スポーツに適したタイプを選ぶ
スポーツによって、求められるマウスガードの性能が異なります。
① 接触の多いスポーツ
(ラグビー、アメリカンフットボール、ボクシング、MMA、空手、ホッケーなど)
➡ 耐衝撃性が高く、厚みのあるタイプを選びましょう。
➡ 特に、奥歯までカバーできる設計が推奨されます。
② 軽度な接触があるスポーツ
(バスケットボール、サッカー、野球、テニスなど)
➡ 比較的薄めで、発話や呼吸のしやすいものを選ぶと快適にプレーできます。
③ ノンコンタクトスポーツ
(自転車競技、スケートボード、重量挙げなど)
➡ 軽量でフィット感のあるタイプを選ぶと良いでしょう。
2. 市販品かオーダーメイドか
① 市販のマウスガード(既製品・セミカスタム)
メリット
- 手軽に購入できる(スポーツ用品店やオンラインで購入可能)
- 価格が安い(1,000円〜5,000円程度)
デメリット
- フィット感が悪い(ズレやすい、話しづらい)
- 厚みが均一で、噛み合わせに合わないことがある
- しっかり噛むと変形しやすい
➡ おすすめ:試しに使いたい人、軽いスポーツ向け
② セルフカスタムタイプ(熱成形型)
メリット
- 自分の歯型にある程度合わせられる(お湯で柔らかくして成形)
- 既製品よりフィット感が良い
- 価格が比較的安価(3,000円〜8,000円程度)
デメリット
- 成形に失敗すると合わなくなる
- 既製品ほどではないが、フィット感はオーダーメイドには劣る
➡ おすすめ:コストを抑えつつ、フィット感を求める人向け
③ 歯科医院で作るオーダーメイド
メリット
- 最もフィット感が良く、ズレにくい
- 噛み合わせや衝撃吸収を考慮して設計可能
- スポーツの種類に合わせて厚みや形状を調整可能
- 長期間使用できる(適切なケアで数年持つ)
デメリット
- 価格が高め(10,000円〜30,000円程度)
- 作成に数日〜1週間程度かかる
➡ おすすめ:本格的に競技を行う人、安全性を重視したい人向け
3. フィット感・快適さを重視
- 口の中で動かないものを選ぶ(フィット感が悪いと、競技中にズレたり、集中力が低下する)
- 呼吸のしやすさをチェック(厚すぎると呼吸しづらくなるため、スポーツに応じた厚みを選ぶ)
- 会話のしやすさを考慮(チームスポーツでは、指示を出す際に話しづらいと不便)
4. メンテナンスのしやすさ
- 毎回使用後に水洗いし、しっかり乾燥させる
- 専用ケースで保管し、変形を防ぐ
- 定期的にチェックし、劣化や破損があれば交換する(特に市販品は変形しやすいため注意)
まとめ
スポーツや用途に応じた選択が重要
手軽さ重視 → 市販品(既製品・セルフカスタム)
フィット感・安全性重視 → オーダーメイド(歯科医院で作成)
コンタクトスポーツ → 厚みがあり、耐衝撃性の高いタイプ
軽度なスポーツ → 薄型で呼吸や会話しやすいタイプ
特に本格的なスポーツをする場合や、顎への負担を軽減したい場合は、歯科医院でのオーダーメイドをおすすめします。
スポーツマウスガードを作ってみたい方、ご相談も受付中です。