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スポーツ中のケガから口腔を守る「スポーツマウスガード」。
最近ではドラッグストアやスポーツ用品店でも手軽に市販品を購入できるようになりました。
しかし、多くのアスリートや保護者の方が最終的に選ぶのは、歯科医院でつくる「オーダーメイドのマウスガード」です。
なぜ市販品ではなく、歯科医院での製作が選ばれているのでしょうか?
本記事では、両者の違いをわかりやすく解説し、「なぜオーダーメイドが選ばれるのか」をご紹介します。
■ 市販マウスガードの特徴と限界
【市販品のメリット】
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安価(1,000〜3,000円程度)
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自宅で簡単に成形できる(熱可塑性タイプ)
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すぐに使い始められる
【市販品のデメリット】
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噛み合わせに合っていないことが多い
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成形がうまくいかないと、ずれる・痛い・話しづらい
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呼吸や発声に支障をきたす
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プレイ中に外れることもある
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使用によって変形・破損しやすい
特にお子さまや歯並びに個性がある方、口の大きさに個人差がある場合などでは、適切な装着感を得るのが難しいという声が多く聞かれます。
■ オーダーメイドマウスガードとは?
歯科医院で製作するマウスガードは、お口の型を取り、技工所で1人ひとりに合わせて作る完全オーダーメイド品です。
【オーダーメイドの特徴】
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歯列や噛み合わせに完全フィット
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呼吸や会話がスムーズにできる
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プレイ中に外れにくく、集中力を保てる
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耐久性が高く、破損しにくい
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顎関節や筋肉への負担も軽減される
また、色や厚さの調整も可能で、競技種目やレベルに合わせたカスタマイズができます。
■ 装着感・使いやすさの圧倒的な違い
市販品とオーダーメイドでは、使用者が感じる“装着感の快適さ”に大きな違いがあります。
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市販品:ずれる、話しにくい、違和感がある、外れる
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オーダーメイド:吸いつくようにフィット、発音しやすい、長時間でも疲れない
歯科で作ったマウスガードは、「運動中もつけていることを忘れるくらい自然」と評価されることも多く、パフォーマンスにも良い影響を与えます。
■ 噛みしめの安定 → パフォーマンス向上
オーダーメイドマウスガードの効果は、ケガの予防だけにとどまりません。
正しい噛み合わせで顎が安定すると、筋力の出力が上がったり、姿勢が保ちやすくなったりと、競技パフォーマンスの向上にもつながるとされています。
特に、瞬間的な力を必要とする競技(空手、柔道、ラグビー、陸上など)では、その恩恵を実感される選手が多いようです。
■ 見た目・色の選択も自由に
オーダーメイドマウスガードでは、お好みのカラーや模様、ラメ入りの加工なども可能です。
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チームカラーに合わせて
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お子さまの好きな色で楽しく
見た目が好みに合っていることで、装着へのモチベーションが上がるのも大きなメリットです。
■ 料金の違いと価値の違い
【価格比較】
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市販品:1,000〜3,000円前後
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歯科製作:33,000円(税込)〜 ※当院価格
一見するとオーダーメイドは高価に感じられるかもしれませんが、フィット感、安全性、耐久性を含めると非常にコストパフォーマンスが高いことがわかります。
たとえば市販品を年に数回買い替えるより、歯科製作のマウスガードをきちんと管理して長く使う方が結果的に経済的というケースも多くあります。
■ 当院での製作事例と流れ
アクシア中野デンタルクリニックでは、スポーツの内容や年齢に合わせて、最適なマウスガードを製作しています。
【製作の流れ】
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カウンセリング(使用する競技や頻度の確認)
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型取り
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技工所で製作(約1週間)
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装着・調整・お渡し
【料金目安】
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カスタムマウスガード:33,000円(税込)〜
■ まとめ:長く安心して使うならオーダーメイドが正解
マウスガードは「ただつければいい」ものではありません。
フィットしていなければ、むしろケガのリスクを高める可能性もあります。
だからこそ、安全性と快適性を重視するなら、歯科医院でのオーダーメイドが最も安心な選択肢です。
アクシア中野デンタルクリニックでは、1人ひとりに合わせたマウスガードを丁寧にご提案いたします。
市販品との違いを体感されたい方も、ぜひお気軽にご相談ください。