目次
~仕上げ磨き・歯ブラシ選び・フッ素・染色液・おやつの工夫まで~
お子さまの歯を虫歯から守るためには、毎日のご家庭でのケアがとても重要です。
とはいえ、「いつからフッ素?」「フロスは必要?」「おやつはどれならOK?」など、疑問も多いはず。
この記事では、小児歯科でよくご相談いただく5つのテーマについて、
中野エリアで小児歯科診療を行う当院がわかりやすく解説します。
すぐに取り入れられる実践的な内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
① 正しい仕上げ磨きの方法と年齢別のコツ
仕上げ磨きは、お子さんが自分でうまく磨けるようになるまでの大切なサポートです。
年齢別のポイント
年齢 | 仕上げ磨きのポイント |
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1〜3歳 | 寝かせ磨きが基本。短時間でスムーズに。遊びながら習慣化を。 |
4〜6歳 | 自分磨きのあとに仕上げ磨き。奥歯の溝や裏側を念入りに。 |
7〜9歳 | 歯列が変化しやすい時期。磨き残しをチェックして仕上げ。 |
10歳~ | 定期的にチェックしながら、磨き残しを指導して自立へ。 |
磨き方のコツ
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歯と歯ぐきの境目をなぞるように磨く
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奥歯のかみ合わせ面、前歯の裏側はとくに丁寧に
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1本ずつ小刻みに動かす(ゴシゴシこすらない)
② 子どもに合った歯ブラシ・フロスの選び方
子供用の歯ブラシの選び方(仕上げ磨き用のブラシとは区別する)
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ヘッドが小さく、毛がやわらかめのもの
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グリップが太く、持ちやすい形状
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月齢・年齢に応じた専用タイプを使用
▶ 乳幼児期:ベビー用(0〜2歳)
▶ 幼児期:3〜5歳用
▶ 小学生:6〜12歳用(やや大きめでもOK)
フロスはいつから?
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歯と歯の間が接してきたら(だいたい2〜3歳以降)が目安
- 前歯が重なって生えている場合は、1歳半くらいから始めてもOK
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フロスピックタイプ(ホルダー付き)なら片手でできるので、保護者でも扱いやすい
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「仕上げ磨きのあとに1日1回」程度が理想
③ フッ素はいつから?どのように使う?
フッ素は歯の再石灰化を促進し、虫歯予防に大きな効果があります。
フッ素利用のスタート時期
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乳歯が生え始めた頃(生後6か月〜1歳)から低濃度のフッ素は使用OK
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歯科医院での高濃度フッ素塗布は年に3~4回がおすすめ
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自宅用は年齢に応じた濃度(500ppm〜1000ppm)を使用
中野でフッ素塗布ができる小児歯科をお探しなら…
当院では初めてのフッ素塗布も丁寧にご説明しながら対応します。
南口徒歩3分、お子さまにも安心して通っていただけます。
④ 歯垢染色液を使って“見えるケア”を!
子ども自身が「どこに汚れが付きやすいか」「どこが磨けていないか」を実感できる染め出し液(歯垢染色液)は、自宅でも使える便利なアイテムです。
活用方法:「どこに汚れが付きやすいかを知りたいとき」
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自分で歯を磨く前に液体やタブレットを使って染め出し
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色が残った部分=磨き残しがある場所
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鏡を見ながら、残った色を落とすようにブラッシング
「どこが磨けていないか」を知りたいときは、歯磨きが終わった後に染め出し液を使ってください。
➡ 「磨けたつもり」が「しっかり磨けた」に変わる!
➡ 親子で一緒に取り組むことで、歯みがきの習慣が楽しくなるというメリットも。
⑤ おやつ選びとキシリトール活用法
「甘いものは虫歯の原因」と思われがちですが、
正しいおやつの選び方と食べ方で虫歯リスクは大きく下げられます。
キシリトールの役割
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虫歯菌の活動を抑える
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唾液の分泌を促進し、口内を中性に保つ
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虫歯予防効果が科学的に証明されている甘味料
▶ キシリトール100%配合のガムやタブレットを選ぶのがポイント
例:歯科専売のタブレットガム、キシリトール入りラムネなど
おやつ選びのコツ
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歯に残りにくい・粘着性の少ないものを選ぶ
(例:スナック菓子より果物やヨーグルト) -
おやつは1日1〜2回。時間と量を決める習慣をつける
食事・おやつの摂り方
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「ちょこちょこ食べ」は虫歯の大敵!
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3回の食事と2回のおやつに時間を分けることで、唾液の自浄作用が働きやすくなります
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食後にキシリトールガムやお茶で口内リセット
まとめ|毎日の小さな習慣が、虫歯ゼロの第一歩!
子どもの歯を守るために、特別なことをする必要はありません。
正しい歯みがき、適切な道具選び、フッ素や染色液の活用、そしておやつの工夫。
この5つの習慣を、家族みんなで取り入れていくことが最大の予防策です。
アクシア中野デンタルクリニックでは、小児歯科のプロがご家庭でのケアについても丁寧にサポートいたします。
中野駅周辺で「子どもの虫歯が心配…」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。