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「歯並びは遺伝だから仕方ないと思っていませんか?」
実は、食事のとり方や食材の選び方によって、歯並びやあごの発育は大きく影響を受けることが近年の研究でわかってきています。
とくに成長期の子どもにとって、「よく噛むこと」「あごを使うこと」は、正しい歯列や噛み合わせを育てる重要な刺激となります。
この記事では、中野区の小児歯科・アクシア中野デンタルクリニックが、
歯並びをよくするためにおすすめの食材・食べ方・食事メニューを詳しくご紹介します。
歯並びと“あごの発育”の関係とは?
歯並びが悪くなる原因は、遺伝だけではありません。
近年では以下のような環境的要因(後天的な要因)が多く指摘されています:
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やわらかいものばかり食べる
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よく噛まずに飲み込む癖
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指しゃぶり・口呼吸・舌の癖
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あごの筋肉を使わない生活
これらによって、あごの骨が十分に発達せず、歯が並ぶスペースが足りなくなることで歯並びが乱れてしまうのです。
よく噛むことが、歯並びを育てる
噛むという行為は、単に食べ物を細かくするだけでなく、
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あごの骨や筋肉の発達を促す
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歯列の正しい位置関係を保つ
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舌や唇、口周りの筋肉を鍛える
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唾液分泌を促し、虫歯予防にもつながる
といった重要な役割を果たします。
つまり、「よく噛む食事」を心がけるだけで、歯並びを整える土台作りができるのです。
歯並びをよくするための“積極的に摂りたい食材”5選
以下は、噛む力を育てる・あごの発育をサポートする食材の代表例です。
1. 根菜類(にんじん・れんこん・ごぼうなど)
→ 歯ごたえがあり、繊維質も豊富。加熱しても適度な硬さが残ります。
2. 肉・魚のかたまり
→ 挽肉ではなく「ひきちぎって噛む」感覚が得られる部位がおすすめ。鶏のもも肉や鮭の切り身など。
3. 海藻類・きのこ類
→ よく噛まないと飲み込みづらい構造。咀嚼を促します。
4. ナッツ類・煮豆類(※年齢に応じて注意)
→ 歯ごたえと栄養を兼ね備えた優秀食材。喉に詰まらせないよう配慮を。
5. 雑穀入りごはん・玄米・かたいパン
→ 精白された白米よりも、噛む回数が自然と増える炭水化物源。
歯並びによい「噛む力アップ食事メニュー」例
■ 朝食:
・雑穀ごはんのおにぎり
・ほうれん草と人参のごま和え
・焼き鮭の切り身
・味噌汁(わかめ・豆腐・れんこん入り)
▶ ポイント:朝から噛みごたえのあるメニューで脳も目覚める!
■ 昼食:
・鶏の照り焼き
・ごぼうとにんじんのきんぴら
・玄米ごはん
・バナナ(食後のおやつに)
▶ ポイント:副菜に繊維質と歯ごたえを意識
■ 夕食:
・ハンバーグではなく「豚肉のしょうが焼き」
・キャベツとれんこんの炒めもの
・しめじ入り味噌汁
・きんとき豆や納豆
▶ ポイント:やわらかいメニューが続かないよう、主菜に変化を
食べ方の工夫で「噛む習慣」を育てるコツ
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一口30回を目標に「ゆっくり食べる」習慣をつける
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丸呑みしがちな食材には、**「よく噛んでからごっくんしてね」**と声がけ
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食材を大きめに切る、あえて少し硬めに調理することも有効
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食後に「今日のよく噛めたメニュー」を親子で振り返るのも◎
噛む力が弱いと起こる影響
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あごが発達せず、歯が並びきらない
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口呼吸・滑舌不良・食べこぼしの原因に
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将来的な咬合異常・顎関節症のリスクも
▶ 小さなうちから「噛むトレーニング」としての食事が歯並びにとって重要です。
小児歯科でできるサポート|中野で噛む力の育成を応援します
アクシア中野デンタルクリニックでは、
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歯並びや噛み合わせのチェック
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食生活や生活習慣のカウンセリング
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あごの成長に合わせた経過観察
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必要に応じた矯正相談のご案内
など、“将来の歯並びまで考えた小児歯科診療”を提供しています。
まとめ|毎日の食事が、歯並びを育てる第一歩!
「硬いもの=食べづらい」と感じがちな現代の食生活ですが、あごの発育と歯並びのためには欠かせない刺激です。
よく噛む習慣を幼少期から身につけることで、将来のきれいな歯並びやバランスの取れた顔貌形成にもつながります。
中野駅南口徒歩3分のアクシア中野デンタルクリニックでは、歯科医療だけでなく食習慣や成長支援までトータルにサポートしています。
気になる方はぜひ一度ご相談ください。