「子どもの歯並びが悪くならないか心配…」
「矯正が必要になる前にできることはあるの?」
このようなお悩みは、多くの親御さんからいただくご相談です。
実は、歯並びは遺伝だけで決まるわけではなく、生活習慣や日常の癖によって大きく左右されます。
今回は、小児矯正を始める前に家庭で意識したいこと・早めに歯科を受診するメリットについて解説します。
歯並びを悪くさせる原因
子どもの歯並びやかみ合わせには、次のような要因が影響します。
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指しゃぶり・爪をかむ癖
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口呼吸(鼻ではなく口で呼吸する習慣)
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頬杖をつく姿勢
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舌の使い方(舌を前に押し出す癖など)
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柔らかい食べ物中心の食生活(噛む回数の減少)
これらが続くと、顎の成長や歯の並びに影響し、将来的に矯正が必要になる可能性が高まります。
早め(乳歯が生え始める頃)に歯科を受診するメリット
「歯並びの相談は矯正歯科で」というイメージを持たれがちですが、
まずはかかりつけの歯科医院での定期健診が第一歩です。
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乳歯の生え変わりのチェックができる(生え変わりが始まるのは5~6歳ごろからです)
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顎の成長や噛み合わせを早めに確認できる
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生活習慣(口呼吸・癖・食べ方)の改善アドバイスが受けられる
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虫歯や歯肉炎を予防できる
特に6〜7歳は、乳歯と永久歯が混ざる「混合歯列期」であり、歯並びが大きく変化する重要な時期です。
歯並びを守るために家庭でできること
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よく噛む食習慣を作る
硬い野菜や繊維質のある食材を取り入れて、顎をしっかり使いましょう。 -
正しい姿勢を意識する
頬杖や猫背は歯並びに悪影響を与えます。 -
口呼吸から鼻呼吸へ
口を閉じて鼻で呼吸する習慣は、歯並びと全身の健康にも良い影響を与えます。 -
仕上げ磨きを続ける
永久歯は虫歯になりやすいため、親御さんのチェックが欠かせません。
矯正が必要かどうかの判断は専門医へ
中野区のアクシア中野デンタルクリニックでは、小児矯正そのものは専門機関へご紹介しています。
ただし、歯並びが悪くならないようにするための生活習慣づくりや、必要に応じた早期チェックは当院でも行っています。
その上で、専門的な矯正治療が必要と判断された場合には、適切な医療機関をご案内いたします。
まとめ
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子どもの歯並びは生活習慣で大きく変わる
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指しゃぶり・口呼吸・柔らかいもの中心の食生活は注意が必要
- 乳歯が生え始める時期から定期的な歯科受診の習慣をつけましょう
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特に6〜7歳での定期的な歯科健診が大切
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矯正が必要になる前に、まずは予防と習慣づくりから始めましょう
📍 中野区で子どもの歯並びや口の習慣が気になる方は、アクシア中野デンタルクリニックへご相談ください。
矯正治療が必要かどうかを見極めるための「はじめの一歩」として、定期健診をおすすめしています。
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