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子どもたちのスポーツは、体力や運動能力だけでなく、集中力や協調性、忍耐力などの成長にもつながる大切な機会です。
しかし一方で、予期せぬケガのリスクがあることも忘れてはいけません。
特に「顔や口のケガ」は、見た目の問題や将来的な歯並び・咬み合わせへの影響もあるため、予防が非常に重要です。
本記事では、成長期のお子さまに適した「スポーツ用マウスガード」について、その必要性と選び方をご紹介します。
■ 子どものスポーツで起きやすいケガとは?
活発に動くお子さまは、予想以上のスピードでぶつかったり転倒したりすることがあります。
特にスポーツ中の事故で多いのが、以下のような「顔や口の外傷」です。
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前歯の破折や脱臼(転倒・接触による)
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口唇や舌の裂傷(噛み込み)
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顎への打撲や顎関節の損傷
乳歯や生えたばかりの永久歯は非常に脆弱であり、成長途中の子どもにとっては深刻なダメージになりかねません。
■ マウスガードでどこまで守れる?
スポーツ用のマウスガードを正しく装着することで、口腔内の外傷リスクは大幅に軽減されます。
【予防できる主なケガ】
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前歯の破折・脱臼
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唇や舌の裂傷
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顎関節の障害
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軽度の脳震盪の緩和(衝撃吸収)
特に接触プレーがあるサッカー、野球、空手、ラグビー、バスケットボール、スケートボードなどのスポーツでは装着が推奨されます。
■ 成長期だからこそ「市販品」でなく「オーダーメイド」を
お子さまの体や顔は日々変化しています。歯の生え変わりや顎の成長スピードは個人差も大きく、既製品ではフィットしないことがほとんどです。
市販のマウスガードでは…
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ズレて口を傷つけることがある
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呼吸しにくく集中できない
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装着が苦痛で外してしまう
こうした問題を避けるために、歯科医院でのカスタム製作が理想的です。
お子さまの歯列や顎に合わせて調整されるため、違和感なく快適に装着できます。
■ どのタイミングで作り直せばいい?
成長期のお子さまは、数か月で口腔内の環境が変化します。
とくに歯の生え変わり時期(小学校低学年〜中学年)には、半年〜1年ごとの見直しが必要です。
【再製作が必要なケース】
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歯が抜けたり、新しい歯が生えた
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マウスガードがきつく感じる
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使用中に痛みや違和感がある
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変形・破損している
当院では定期的なフィッティング確認も対応していますので、安心して長くご使用いただけます。
■ お子さま本人と保護者が気をつけるべきポイント
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練習時にも装着する習慣を(試合だけでは不十分)
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使用前後に水洗いと乾燥を徹底する
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変形を防ぐため、保管ケースに入れる
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痛みがあれば無理に使用せず、歯科に相談する
また、お子さまには「ケガを未然に防ぐための道具」であることをきちんと説明してあげると、自主的に使ってくれるようになります。
■ 当院での対応とサポート体制
アクシア中野デンタルクリニックでは、スポーツに取り組むお子さまの安全と成長をサポートするためのマウスガード製作を行っています。
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成長を見据えたフィッティングと調整
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色やデザインの選択
- 万一の再製作や修理も柔軟に対応
■ まとめ:将来の歯を守るために、今できること
スポーツの中での一瞬の衝突が、一生ものの歯の損傷につながることもあります。
だからこそ、小さいうちからの予防が大切です。
「まだ子どもだから大丈夫」ではなく、「今だからこそ守ってあげたい」。
マウスガードは、お子さまの笑顔と未来の健康を守るための第一歩です。
アクシア中野デンタルクリニックでは、スポーツに励むお子さま・学生アスリートのためのマウスガード製作を行っております。
お気軽にお問い合わせください。