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冬になると「歯ぐきが腫れて痛い」「歯磨きすると血が出る」というご相談が一気に増えます。
実はこれ、冬の免疫低下と季節環境が大きく関係している現象です。
歯周病は日本人の約8割が罹患する国民病ともいわれますが、
冬の時期に悪化しやすい理由を理解しておくことで、早期対策ができ、
将来の重症化を防ぐことにつながります。
今回は、冬に起こりやすい歯ぐきトラブルとその対策について、
アクシア中野デンタルクリニックの視点でわかりやすく解説します。
なぜ冬は歯ぐきの腫れ・出血が増えるのか?
① 免疫力が低下する季節だから
冬は気温が下がり、体の免疫力も低下します。
その影響はお口にも現れ、歯周病菌が増えやすい状態になるため、炎症が起こりやすくなります。
② 乾燥で唾液量が減る
唾液は天然の“抗菌成分”。
冬の乾燥によって唾液量が減ると、歯周病菌が活発になります。
とくにマスク生活の影響で口呼吸になり、乾燥が悪化するケースも多くなっています。
③ 年末の生活リズムの乱れ
忙しくて歯磨きが雑になる
食事や飲酒が増える
睡眠不足
ストレスの増加
これらはすべて歯周病を悪化させる要因。
年末に「急に腫れた」「突然痛くなった」という患者さんが増えるのはこのためです。
歯周病は“痛くなくても進行する”病気です
歯周病の怖いところは、
痛みが出るころには、すでにかなり進行しているという点です。
歯ぐきからの出血
朝の口のねばつき
歯と歯の間が広くなった気がする
歯が浮いたような違和感
これらは、初期〜中等度歯周病のサイン。
冬はこれらの症状が強く出やすいため、早めのケアがとても大切です。
冬の歯ぐきトラブルを防ぐためのセルフケア
① 歯間ブラシ・フロスを必ず併用する
歯周病は歯と歯の間の汚れが原因で悪化します。
ブラシのみの清掃では約60%しか落ちないため、
冬こそフロス・歯間ブラシの併用が必須です。
② 舌のセルフクリーニング
舌苔は細菌の温床になり、口臭や炎症の原因にもなります。
③ 口呼吸を改善する
鼻呼吸への切り替え、唾液腺マッサージは非常に効果的。
口腔乾燥が改善し、歯ぐきの炎症が軽減します。
歯周病は全身の病気とも深くつながっています
近年、多くの研究で次の関連が指摘されています。
糖尿病の悪化
動脈硬化
心筋梗塞
早産
認知症
歯周病は「お口だけの病気」ではなく、
全身の健康リスクにも影響する疾患です。
冬は体調を崩しやすいため、歯周病ケアの重要性がさらに高まる季節といえます。
アクシア中野デンタルクリニックの冬の歯ぐきケア
当院では、次のような“冬に強い”歯周病対策を行っています。
● エアフロー(バイオフィルム除去)
従来のクリーニングでは取りきれないバイオフィルムを、
微細パウダーでやさしく除去。
短時間で歯ぐきの炎症改善が期待できます。
● 歯周検査+必要に応じた歯石除去
炎症の原因を丁寧に診査し、悪化を防ぐための計画をご提案します。
● かかりつけ強化型歯科医院(か強診)
当院は厚労省認定施設のため、毎月のメンテナンスが保険で可能。
冬場の悪化を防ぐ強力なサポートになります。
「歯ぐきがしみる」「血が出る」「疲れると腫れやすい」という方は、冬のうちに一度チェックすることをおすすめします。
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アクシア中野デンタルクリニック
中野駅南口 徒歩3分
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