目次
1.歯周病が進行している
歯周病により歯茎の炎症が進み、歯を支え歯槽骨が破壊され、歯ぐきが下がります。
特に進行した歯周病では、歯ぐきだけでなく骨も失われるため、歯がぐらつくこともあります。
2.間違った方法で歯磨きをしている
強すぎる力で雑に歯磨きをし続けていると、歯茎を傷つけてしまい、結果的に歯肉を下げてしまいます。
3.加齢変化(生理的な現象)
自然な老化現象でも歯ぐきは下がります。
年齢とともに歯茎の柔軟性が失われ、徐々に低下傾向が始まります。
4.悪い歯並びやかみ合わせの影響
歯列の不正や強い力がかかる噛み合わせによって、特定の歯に強い力がかかった結果、歯茎にストレスがかかり、歯茎が下がることがあります。
5.歯ぎしり・食いしばり
夜の歯ぎしりや、無意識の食いしばりが歯茎に負担がかかり、歯肉を下げてしまいます。
6.喫煙の影響
喫煙は歯ぐきの血流を悪くすることが知られています。 タバコに含まれる有害物質、特にニコチンや一酸化炭素が血管に影響を与える、歯ぐきの健康に重大な影響を与えます。
①血管の収縮
ニコチンは血管を収縮させる作用があります。
歯茎を含む口腔内の血管が細くなり、必要な栄養や酸素が歯茎に十分届かなくなります。
②組織の回復力・免疫力の低下
血流が悪くなることで、歯茎の細胞に酸素や栄養が届きにくくなり、治癒や組織の修復が遅れます。同時に、細菌に対する防御力が低下するため、歯周病が進行しやすくなります。
③歯茎の変色
喫煙により血流が悪化すると、健康的なピンク色の歯ぐきが黒ずんだり、白く変色することがあります。
喫煙者は非喫煙者に比べて、歯周病が進行しやすいことが多くの研究で示されています。
血流の不良が原因で、歯周病の症状が目立ちにくくなり(出血が少ないなど)、一見したところ重篤化している場合があります。
④唾液の分泌が減少
喫煙していると、口腔内の乾燥を招くので、細菌の繁殖が容易になります。
7.歯石やプラーク
口腔ケア不足により、プラークや歯石が溜まると炎症が起きて、歯茎が下がる原因になります。
8.口腔の外傷や外科的処置
歯茎に繰り返し外傷が考えられると、歯茎が低下することがあります。
歯科治療後の影響で一部の歯茎が下がっている場合もあります。
9.全身疾患やホルモンバランスの変化
健康状態が歯茎に与える影響
糖尿病や妊娠、更年期など、全身の健康状態やホルモンの変化が歯茎の健康に影響を与えることが懸念されます。