中野区の⼀般歯科・⼩児歯科・口腔外科

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転んで歯をぶつけたら


お子様が怪我をした場合、どんな対処法をとりますか?
とくに顔をぶつけた場合は、歯科医院に受診するべきか悩むと思います。

乳歯は永久歯よりもやわらかく、折れるよりも抜けてしまう(脱臼)ことが多いです。
乳歯の場合は、抜けたら再植することは難しいですが、永久歯の場合は早期に対応すれば再植することも可能です。
抜けてしまった場合は、洗わずに歯の保存液や牛乳のなかに入れ、歯科医院に持ってきてください。
完全に抜けなくても、グラグラしていたり、歯茎から出血している場合も早い段階で歯科受診していただくことをお勧めします。

≪歯が揺れる理由≫
*歯を支える歯根膜が切れてしまうことで、歯が揺れてしまう。
(歯根膜は食べ物の硬さなどの情報を脳へ伝える重要な組織です。骨と歯の間にあり、テントを張るロープのように歯を支えています)
*歯根が折れている。
(完全に折れている場合は、折れている場所によっては抜歯する可能性があります)
≪口から出血している場合≫
唇や、歯茎、上唇小帯(上唇と歯ぐきをつなぐヒダのこと)が歯や物にぶつかって切れている場合があります。
(傷の深さによっては、麻酔をして縫合する必要があります)

【歯科医院に行ったら何をするの?】
歯をぶつけたときは、歯根や歯根膜、顎の骨の状態を確認するためにレントゲン写真を撮影する必要があります。

レントゲンで異常がなくても、歯の神経がダメージを受けると神経の活動が止まってしまい(失活)歯の色が変色することがあります
失活する時期は、個人差があり数か月後、数年後に起こるなど様々です。
なので、歯の神経に症状が出ていないかどうかの経過は長期に追う必要があります。
歯の揺れが強い場合は、安定させるためにワイヤーなどで固定することもあります。
患部の消毒や、抗生剤・鎮痛剤の処方も状態によって行います。

怪我の程度によりますが、翌日も状態の変化をみるために来院していただくことがあります。
その後問題なければ、一週間後、二週間後と間をあけて経過観察をおこない、
徐々に数か月あけて経過をみていきます。

乳歯が怪我をした場合、今後生えてくる永久歯への影響も考慮しなくてはなりません。
永久歯は、通常生え変わりの時期までの間顎の中に埋まっていますが、怪我による外部からの刺激で位置を変えてしまうことがあります。
つまり、歯が生えてきたときに、異常に傾斜したり斜めに生えてくるなどが生じ、歯並びに影響がでます。
また、永久歯の頭の部分(歯冠)の形成途中に怪我をしてしまうと、うまく歯冠が形成されずに形成不全を起こしてしまうことがあります。
形成不全は、歯の色がクリーム色や茶色などに部分的になってしまう状態で、歯の質が通常よりも弱いため、虫歯になりやすいです。
歯ブラシでよく汚れを落とすことが大切です。かみ合わせが強く歯がすり減ることは通常良くありますが、形成不全歯の場合は歯が大きく欠けてしまうこともあるので、とても注意が必要です。
形成不全になっているかどうかは、実際に生えてみないと分からないので、ぶつけた経験がある方は歯科医師にお伝えください。

突然の怪我に慌ててしまうと思いますが、
緊急事態にもすぐ連絡が取れるような、かかりつけの歯科医院をあらかじめ決めておくことが大切です。

アクシア中野デンタルクリニックでは、小さなお子様も通いやすいようにキッズルーム完備、広い個室での診療を行っております。
現在のお口の状態や、歯磨きの状態、今後必要な治療のご提案などを丁寧に行っております。
歯医者さんに苦手意識をもってしまうと、その後の歯医者さん通いが大変になってしまいますので、
ぜひ小児歯科に対応した歯科医院に受診をしてください。

お電話やネットでのご予約も可能です。
TEL:03-6382-5850
ご予約は公式HPから受付中です。

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