舌・粘膜疾患・外傷
舌・粘膜疾患・外傷
など、上記でお悩みの方は、口腔粘膜疾患を伴っている可能性があります。
アクシア中野デンタルクリニックには口腔外科担当の歯科医師が在籍(水曜日と木曜日)しております。お気軽にご相談ください。
口腔粘膜を誤って咬んだ覚えがない、あるいは誤って咬んだり傷つけたりしないような部位に、周期的に繰り返し痛みを生じることがあります。
原因がはっきりとしていれば、その原因治療を行うことが重要ですが、再発性アフタはその原因はいまだ不明とされています。
一般的な治療はステロイドを含有した軟膏の塗布などですが、いったん症状が消失しても再度繰り返し症状が現れてしまう傾向にあります。
当院ではレーザー医療機器を所有しておりませんため、再発性アフタに対するレーザー照射療法は実施しておりません。ご了承ください。
代表的なものにヘルペスや帯状疱疹があります。また、ヘルパンギーナや手足口病など、主にお子様に生じることが多い疾患が成人に生じることもあります。症状の初期には抗ウィルス薬の投与が有効なことがありますが、補助的な対症療法で症状の緩和を図ることもあります。
重篤な症状が示唆される際は、病院医科や口腔外科への紹介を検討させていただきます。
原因は明らかにされておりませんが、口腔粘膜に白いレースのカーテンのような模様が生じたり、発赤、潰瘍、水疱、白斑などといった、多彩な症状を呈するとされています。痛みは、生じる場合と生じない場合があります。
診断の確定に必要な病理検査の依頼を含めて、病院口腔外科への紹介を検討させていただく場合がございます。
お口の粘膜に存在する「カンジダ菌」という真菌(カビ)の一種により、お口の粘膜に拭える白い苔の塊のようなものが現れたり、お口の粘膜が赤く荒れたりします。それに伴いお口の粘膜に苦味や味覚の異常が生じたりすることもあります。
原因には、ドライマウス、口内炎、おからだの病気や、その病気に対する治療に使用するお薬の副作用に伴う免疫の低下あるいは抑制により生じる場合、また入れ歯にカンジダ菌が付着し、お口の粘膜に影響を及ぼすことなどが考えられます。
原因はよくわかっていませんが、お口の粘膜や皮膚に水ぶくれが生じる病気です。
お口の粘膜は、水ぶくれができてもすぐに破れてしまうことが多く、びらん・潰瘍という症状になり、痛みや出血などを伴います。そのため飲んだり食べたりがしづらかったり、歯みがきがしづらくなることがあります。強い口臭を伴うこともあります。
皮膚科での検査・治療が主体となる病気ですが、お口の粘膜に先に症状が出ることがあり、とくに歯ぐきに症状が出ると、歯周病との見分けが難しく、歯医者さんで歯周病の治療のアプローチを行っても改善に至らないためにこの病気が疑われることもあります。
口腔白板症は、WHO(世界保健機関)の診断基準では、「口腔粘膜に生じた摩擦に除去できない白色の板状あるいは斑状の角化性病変で、臨床的あるいは病理組織学的に他のいかなる疾患にも分類されないもの」とされています。
「前がん病変」とされており、口腔がんとの鑑別が非常に重要とされます。
大きさや状態によっては全身麻酔下に手術の適応となることがございますので、病院口腔外科への精査・加療依頼をさせていただきます。
外力(機械的・物理的・科学的)によって身体に生じた損傷のことを外傷といい、歯や口腔内に外傷を生じた場合は、なるべく早い段階で近くの歯科医院に受診することが大切です。
歯の外傷は1~2歳の乳幼児と7~8歳の学童に多発する傾向があります。
乳幼児は運動協調性の発達前期にあたり、外傷の原因は転倒が最も多く、次いで衝突、転落、打撲と続き、その多くが日常生活の中で発生します。
永久歯の外傷の原因もほぼ同じですが、その背景には交通事故や暴行、スポーツなどがあり、日常的な生活の中で発生するものはそれほど多くありません。特にスポーツでは転倒や衝突、接触などの機会が常にあり、歯の外傷のリスクになっているため、コンタクトスポーツをする場合は、歯への衝撃力を分散し、重篤な障害のリスクを軽減するマウスガードなどのプロテクターの使用を運動選手に勧める事が望ましいとされています。
上の前歯が全体の70%をしめており、もっとも外傷の影響を受けやすいとされています。
とくに、歯が抜けたあるいは折れてしまった際は、早くに受診することが推奨されます。
すぐに歯科受診できる状態であれば、抜けた歯を市販の歯の保存液か牛乳、唾液で浸した状態で持参してください。水洗などはせず、なるべくそのままの状態で持参しましょう。
抜けた歯の状態次第ですが、早急に対応することが可能であれば再植することも可能です。
※乳歯の場合は再植しても再度抜けてしまうことが多く、一般的には再植治療は行えません。
欠けた状態や大きさによって治療方法が異なります。
欠けた範囲が小さく、歯の内部にある神経が露出していない、あるいは痛みがない場合は詰め物を行い経過観察します。
神経が露出してしまった場合や痛みがある場合は、詰め物の治療の前に神経の痛みに対する治療を行う場合があります。
レントゲン検査や神経の反応の検査などをしてから、最終的に治療方法を決めます。なるべく早く歯科受診をするようにしましょう。
レントゲン検査をおこない、歯の位置異常を改善できるかを判断します。揺れが激しい場合はワイヤーなどを用いて固定することがあります。
外傷時期、場所、年齢、外傷の程度など、さまざまなことを考慮し治療方針を決めます。
旅行先などで、かかりつけ医に受診できない場合は、近隣の医療機関に受診することをお勧めします。
傷が浅く、止血もできているときは自然治癒を待ちます。傷が深い場合は縫合することもあります。
けがの程度が重傷な場合は、緊急性を考慮して大学病院などの高度医療機関にご紹介します。
外傷後の歯の経過で多く生じるのは失活という現象です。歯の内部の血行障害がおき、神経の活動性が低下し、神経組織が壊死してしまった状態で、永久歯や乳歯問わず生じます。
神経が失活しているかどうか分かる時期は個人差があり、数日で分かる場合もあれば、数か月、数年かけてじっくり進行する場合もあるため、長期的な経過観察が必要です。
失活してしまった場合は、壊死した神経を除去する根管治療が必要となります。壊死した神経を放置してしまうと、歯を支える骨に炎症が広がってしまい、歯槽骨吸収や歯根吸収などが生じる恐れがあります。乳歯の場合は、その下に埋まっている永久歯が形成過程の時期に重なってしまうと、永久歯の形成不全や萌出方向の異常などの悪影響が生じやすくなります。乳歯の場合は、永久歯への影響が最小限になるように、生え変わりの時期も考慮して治療の必要性や時期を判断する必要があるため、受傷後の定期的な歯科受診が大切です。外傷後は、定期的なレントゲン撮影をおこない、歯根の状態、周囲の骨への影響の有無などを確認が必要です。
子供の怪我は思いがけない瞬間におとずれます。転倒やおもちゃで遊んでいるときなど、予測ができないことも多いですが、なるべく目が届く範囲で遊ばせることや、危険をあらかじめ予測した空間づくりをご家庭で取り組んでください。
乳幼児は家庭内で受傷しているケースが多いですが、3歳以降は年齢とともに急激に減少し、5歳児は公園での受傷が最も多いことが認められ、発達段階によって受傷場所が変化することが推測されます。
一般的に、家庭内は他の場所より安全な場所と考えている保護者が多いため、子供にとって家の中は決して安全な場所ではないことを知っていただく必要があります。
また、3歳以降では、行動範囲が急速に拡大し、遊びの内容も変化するためか、保護者への啓発だけでなく、子供への安全教育や社会による環境整備も必要です。
コンタクトスポーツではとくに歯の外傷起きやすく、その防止のためにマウスガードの着用が推奨されております。
アクシア中野デンタルクリニックではスポーツマウスガードの作製が可能です。
ご相談は随時受けつけております。